分銅は重さの基準で慎重に作られます
分銅は上皿天秤で釣り合を取る時に使ったもの、というイメージがありますがそれは理科の実験でのことです。
実際にはその通りの計量値がはかりの指示計に表示されるかどうか、ということをチェックするために使用します。
この時に使われる分銅は箱のような形をしたものです。
製造時の重量確認や物品故障後の検定、代検査などにも使用されるものです。
重量は記載された通りの正確な重量でなければ使用できません。
その重さを質量として考えると、正確な質量を維持することは難しいのです。
温度や湿度で影響を受け、赤道上と極上では微妙な重力の影響で重さが異なります。
しかし、質量は正確に一定していることが要求されます。
分銅の世界では精度によって等級があり、その信頼度を数字で表しています。
1キログラムそのもの、は国際キログラム原器といい、そのスタンダードはフランスのセーヴルという町に保管されています。
これはコピーされて各国に配布され、日本にあるものは日本キログラム原器といいます。
これは30年に一度質量を検査して確認を行っています。
この日本キログラム原器からさまざまな重さの物が作られています。
その精度は厳しく、50キログラムに対して誤差は一円玉(1グラム)の40分の1しか認められません。
一般的な用途は天秤を使用するユーザーに対しての日常点検が目的です。
食品関係では電子重量計を使用する時に、その重さと表示されるデジタル数字が誤差以内に入っているか確認します。
輸出関係に関しては国際的なスタンダードを使用し、精度チェックを行います。